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5S再考:整理

あとで読む
 5Sは元々日本で考え出された工場管理の方法であるが,いまや中国でも日系企業ばかりではなく,中華系企業も盛んに5Sの標語を掲示してある.

しかし何か違和感を感じている.日系の工場も含めて「見せ掛けの5S」になっているように思える.

本来5Sとは生産性改善,品質改善の基本であって,モノ造りだけではなく全ての会社に適用可能である.5Sの目的は「儲かること」でなければならないと考えている.

「明日お客様がいらっしゃるから5Sを徹底するように」と発破をかけること自体が5Sの本当の意味を理解していないことだといえる.

初めのS:「整理」の定義は,
「必要なモノと不必要なモノを区別し不必要なモノは捨てる」

例えばコンビニエンスストアー.
陳列棚はお客様に商品を買っていただくための貴重なスペースである.したがって売れ行きの落ちた商品は直ちに捨てて,売れ行きの良い商品と置き換えなくてはならない.
これが整理の考え方である.

「整理」の定義で「物」をあえて「モノ」と書いているのは意味がある.
「整理」は品物だけではなく全てのモノに対して行う事が出来る.

作業を考えてみよう.
作業の中には必要な作業と不必要な作業がある.これをきちんと区別して不必要な作業を捨てる.
これが整理の考え方である.


ドラッガーは「革新の鍵は捨てることにある」といっている.
企業戦略にも整理が必要だということだ.集中と選択により不必要なビジネスを捨てる.
これが整理の考え方である.


物が捨てられなくて,倉庫に物が溢れ返っている.そのために不必要なスペースがが必要になり,不必要な運搬作業が必要になる.それらを管理するために不必要な管理が増える.
悪循環である.


ウチの従業員は5Sが守れなくて困る,と愚痴を言っている経営者はいないだろうか?
5Sの第一歩「整理」は捨てるという経営判断である.

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