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【華南マンスリーコラム】作業服で団結?

あとで読むおそろいの作業服が持つ意味
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工場を訪問する時は必ず作業服を着てゆく.もちろんスーツにネクタイも持っているのだが,工場訪問時は作業服が正装だと考えている.
日系の工場は幹部職員までおそろいの作業服を制服として着ている場合が多い.日本人の発想としては一致団結して仕事をする象徴として制服・作業服があると思う.作業服→ユニフォーム→スポーツチーム→団結という連想だろう.
確かにスポーツチームの選手はチームへの貢献,所属チームに対する誇りの象徴としてユニフォームに愛着を持っているだろう.
では中国の生産現場で作業服が団結の象徴になるだろうか?

四川大地震から私達が得た教訓

残念ながら,私は否定的な意見を持っている.中国人たちは制服に対し日本人が持っているような意味は感じていないだろう.
それは彼らにとって会社に対する帰属意識というのが余り意味を持たないからだ.彼らは所属する会社にではなく,自分の職業・職種に対して帰属意識を持っている.
では一致団結が出来ないかというと,そうではない.一定の条件がそろえば一致団結し,高い貢献意欲を発揮する.
実は最近これに気がついた.5月12日に発生した四川大地震のTV報道を見ていて気がついたのだ.
被災地に続々集まってくるボランティアたち,それぞれの地方で義捐金箱にわれ先に群がる人々.明らかに普段接している中国人とは違う.何かが彼らの心の中のスイッチをONにして高い貢献意欲を発揮しだしたのだろう.
何が「心のスイッチ」をONにしたのか.
それは四川の被災者を救おう,被災地を再建しよう,という共通目的が心のスイッチを入れたのだと考えている.
心のスイッチがONになった中国人達は日本人をしのぐ貢献意欲や他人を思いやる心を発揮する.
 
心のスイッチを入れる共通目的

この仮説が正しいとすれば,組織経営に応用しない手はない.
会社の経営理念・目的・目標が従業員の心のスイッチをONにする共通目的になれば,高い貢献意欲を持った強い組織になる.
共通目的の鍵になるのが従業員の「自己成長意欲」だと考えている.高い自己成長意欲を持ち,それをまっすぐ見せて来る中国の若者達に共通目的を与えるのは難しいことではない.
そうなれば,作業服すら一致団結の象徴になりうる.








このコラムは中国華南地区で発行されている月刊ビジネス雑誌「華南マンスリー」2008年4月号から1年間連載した「炎の小道具12選」に寄稿したものです.
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ご興味がおありの方はこちらをご参照ください↓
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