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続・本末転倒

 経営にとって「顧客」「従業員」のどちらが「本末」の「本」であるか?
考えていただけただろうか?

「顧客」と「従業員」の二者択一で考えるのは,ムリがあると言うご意見もあろう.「市場ニーズ」「技術シーズ」「資本」など他にも因子はいくらでもあるだろう.
多少無理があっても「社外(顧客)」「社内(従業員)」を大きくまとめてしまえば,単純化して考えることができる.

このメルマガを長く読んでいる読者様ならば,私が「従業員」が「本」だと考えている事は予測出来たに違いない(笑)

サービス業・接客業を考えれば,簡単だ.
従業員が満足をしているから,お客様が満足出来るサービスを提供出来る.
お客様が満足するから,売り上げが上がり,経営業績が上がる.
こう言う「本末」は容易に想像がつくだろう.

腹が減っているウェイトレスが,顧客に感動的な食事体験を提供出来るとは思えない.
自社製品に自信を持っていない販売員が,顧客にモノを売れるとは思えない.

製造業でも同じ事は言えるはずだ.

私の友人は,赤字と黒字を行ったり来たりしている工場の経営を引き継いだ.
彼は引き継いだその年から,増収増益を継続している.

彼がやったのは「本」を養う事だ.
従業員に毎日清掃をさせる.月に一回は工場周辺の清掃ボランティアをする.
こう言う活動を通して,従業員に感謝と奉仕の精神を身につけさせた.
その結果,顧客クレームはゼロになり,業績が上がっている.
近隣の工場が,抗日デモで荒れている時も,一切ストライキは発生しなかった.

7月の東莞和僑会で,この工場を見学に行くことになった.
私は,彼が経営トップに就く前にも一度工場訪問をしている.
以前の工場の様子も知っているので,大変楽しみにしている.
ご興味がある方は,7月13日(土)の予定を空けておいていただきたい.
必ず学びのある工場見学会となるはずだ.





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